【感染症科】新しい感染症科外来・病棟の舞台裏

「クローズアップ診療科」では、各診療科のトピックスや地域の先生方にお届けしたいニュースを発信していきます。
今回は、平成26年6月に新棟に移転したことに加え、エボラ出血熱でも注目が集まっている感染症科についてのご案内です。

新棟へ移転しました

大西部長 このたび、感染症科外来と病棟が新しくなりました。新しい感染症科外来・病棟ともに十分な陰圧制御可能の病室および診察室があり、1類感染症患者に対応できるようになっています。
感染症科部長
大西 健児

感染防止の仕組み

室内気は病原体による汚染防止の観点から、ヘパフィルターを通して外気へ排気され、便や尿を含めた汚染排水は地下のタンクに貯蔵され、次亜塩素酸ソーダで処理された後に下水に排出されるようになっています。

排水 排水フロー
新棟地下 排水処理機械室(9月8日撮影) 排水処理設備フロー

 

感染症科病棟

新しい感染症科病棟は1類感染症用にマイナス40パスカル(P)の陰圧制御が可能な病室が2床(個室)、2類感染症用にマイナス10P前後の陰圧制御が可能な病室を8床(個室)保有しています。

また、1類・2類感染症用に専用のエレベーターがあり、そのような感染症に罹患している患者は他の人と接触することなく、直接に上記の隔離個室へ入室することができます。その他に弱い陰圧制御が可能な病室が30床あり、新しい感染症科病棟は合計40床となっています。

第1種感染症病室 患者搬送用ベッド
第1種感染症病室 患者搬送用ベッド

 

感染症科外来

感染症科外来は1類感染症用に1室、それ以外の感染症用に4室の診察室があり、それぞれ陰圧制御可能となっています。

さらに、1類感染症用診察室では血算や血液生化学検査のような、一般的な臨床検査を行うことが可能です。

感染症科外来検査室
感染症科外来 検査室

 

エボラ出血熱への対応も

最近、西アフリカ地域でエボラ出血熱が流行し、多くの感染者が死亡しております。エボラ出血熱はエボラウイルスの感染症で、接触感染が主感染経路です。空気感染は否定されています。

なお、本疾患は1類感染症に指定されており、このまま流行が続けば当院へエボラ出血熱の患者が入院する可能性があります。

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2014年11月 5日 最終更新