外科コースの概要
コース責任者
脊山 泰治
目標とする専門医受験資格
- 日本外科学会専門医
研修期間
3年
研修概要
1~3年目
基幹施設は墨東病院で、都立・公社7病院と連携しています。外科研修で必要な領域すべてを網羅し、東京都の色々なエリアを含んでいます。本プログラムの目的は以下の通りです。
・手術ができる外科医を育てる
外科専門研修の時期に一番大事なことは、とにかく手術を多くすることです。本プログラムでは、3年間で術者を少なくとも200例以上経 験することができます。外科専門医の最低必要経験症例350例、術者経験数120症例)が、短期間のうちに経験できます。
#2015年卒業の外科専修医:経験症例550例、術者経験277例/3年間
・研究発表、論文発表も積極的に指導
学術活動は、手術と同様に臨床医として必要不可欠なものあり、外科専門研修の時期に学んでおくべきものです。本プログラムでは、研 究発表、論文発表のスキルを経験豊富な指導医が、積極的に指導し、研修に必要な20単位を大きく上回る業績を達成します。
#2015年卒業の外科専修医:研究発表9件、論文発表2件、合計126単位/3年間
・サブスペシャリティーに繋がる研修
基幹病院、連携病院を含めて、消化器外科、心臓血管外科、呼吸器外科、小児外科に加え、内視鏡外科、肝胆膵外科、乳腺外科などすべての領域で最前線の医療を行っているため、外科専門医を取得の上、希望のサブスペシャリティー領域に繋がる研修をすることができます。
コースモデル
1・2年次に胃、大腸、乳腺、肝胆膵、腹腔鏡外科の外科各チームを3カ月ずつ、他にER、救命センター、胸部心臓血管外科を3カ月ずつ選択することが原則で、3年次は外科各チームに再度所属して専門医取得に向けて症例集積を図ります。
主要手術実績と目標手術数
主要疾患 | 手術数 | 経験目標症例数 |
---|---|---|
食道癌・胃癌 | 111件 | 40例/3年 |
大腸癌・直腸癌 | 159件 | 60例/3年 |
乳癌 | 116件 | 30例/3年 |
悪性腫瘍腹腔鏡下手術 | 85件 | 10例/3年 |
肝胆膵悪性 | 84件 | 20例/3年 |
胆石症 | 153件 | 60例/3年 |
虫垂炎 | 184件 | 80例/3年 |
鼠径ヘルニア | 148件 | 60例/3年 |
外傷外科 | (救命救急センター) | 20例/3カ月 |
血管、肺 | (胸部心臓血管外科) | 20例/3カ月 |
※手術数は平成26年1月~12月の実績概数
取得可能な専門医受験資格
- 日本外科学会外科専門医
指導体制
診療科 | 科医師数 | うち研修指導に あたる医師数 | |
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常勤 | 非常勤 | ||
外科 | 12人 | 1人 | 7人 |
指導医名と保有資格
上部消化管外科 指導医一覧
下部消化管外科 指導医一覧
肝胆膵外科 指導医一覧
乳腺外科 指導医一覧
内視鏡外科 指導医一覧
※指導医=スタッフインデックスページにおいて「研修医指導医」と表示されている医師
2017年6月 5日 最終更新