神経科(精神科)

当科では主に、統合失調症、うつ病といった精神疾患の、症状の激しい時期の入院診療、あるいは外来診療を行っています。

特色

外来

精神科病床をもつ総合病院への新規受診依頼が過剰であったため、昭和54年11月から当科独自の相談室を開設して初診前の受診相談を行っています。軽症例は地域内のクリニックへ紹介するなど、地域内医療機関との連携を積極的に行っています。本年度当科では、入院を前提とした症例、身体合併症例、認知症の確定診断のための診察を主に行いました。

入院

当科では、現在、重篤な身体合併症を持つ患者、自殺企図後の患者、産科合併症の患者の入院治療を優先的に行っています。病棟においては、合同ミーティングや集団レクリエーション、絵画療法、集団精神療法に積極的に取り組んでいます。

コンサルテーション・リエゾン医療

他の科の病棟で精神科的な問題が生じた場合に、依頼に応じて積極的に往診を行っています。墨東病院は救命救急センターを有していることから、とりわけ救命救急センターにおける自殺未遂患者の診察が依然多くなっています。また、産婦人科とは、精神科疾患合併症妊娠例に関して連携することが近年増えてきています。これらの活動が評価され、平成24年度病院機能評価機構による評価では、救急領域、精神科領域で高得点を得ました。

社会療法

当院のデイケアは、小規模デイケアとして活発な運営が行われており、一般就労や作業所といった形での社会復帰率は比較的高い傾向にあります。1日あたりの参加メンバーは平均して約14名、週4日活動を行っています。本年度スタッフに初めて作業療法士が加わり、スタッフ4名(常勤看護師1名、非常勤作業療法士、非常勤心理士2名)が運営にあたりました。社会復帰施設や保健所、福祉事務所等との連携も活発に行っています。

特色

夜間休日精神科救急

東京都の精神科救急事業の見直しに伴って、当科では三次救急及び二次救急の一部を受け入れています。

当院精神科救急外来で行っているのは、自傷・他害のおそれが大きいと判断された症例に対する緊急措置診察および緊急措置入院です。これは精神保健福祉法第23条にもとづいて、警察が東京都知事に通報し、東京都知事が福祉保健局精神保健福祉課を通じて当院神経科に措置診察命令を下し、警察に付き添われてきた患者を、その命令に従い診察するという手順で行われています。

地域とのつながり

地域を支える精神科病床

当院が抱える診療圏(区東部)の精神科病床数は人口万対1床です(平成22年6月30日 精神保健医療課調べ)。全国平均が人口万対27床、東京都平均が人口万対18床であることを考えると、当院周辺の精神科病床は極端に少なく、当院神経科の30床は是非とも有効、効率的に活用していただきたいと思います。

自殺対策の推進

地域開業医、区役所、保健所等と連携し、区東部地域の自殺対策にも積極的に取り組んでいます。

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2015年5月25日 最終更新