内視鏡外科

診療内容

従来、腹部外科手術は腹部を切開して行うのが常識でしたが、医学の進歩と機器の発達により、腹腔鏡という内視鏡の一種を用いて、小さな傷で手術することが可能になりました(鏡視下手術、内視鏡外科手術)。従来の開腹手術に比べて低侵襲で痛みも少なく、早い回復と入院期間の短縮が実現出来るようになりました。

胆石に対する腹腔鏡下胆嚢摘出術は広く知られているところですが、現在ではこれ以外にも、早期胃癌、胃GIST、結腸癌、肝・膵嚢胞、脾腫など、さまざまな疾患に対して鏡視下手術が可能となり、当科でも病状や病気の性質、進行度を慎重に判断し、適応する場合には積極的に取り組んでいます。

特色

腹腔鏡下胆嚢摘出術

現在までに2,000例以上の治療経験があり、好成績を収めています。特に問題となるような併存疾患のない場合には5日間の入院で治療が可能です(手術後3日目に退院となります)。一般的に困難とされる急性胆嚢炎や上腹部手術後の方に対しても腹腔鏡下胆摘を行っています。状況によっては3mmの細径鉗子を用いた手術や単孔式の手術(肝胆膵の項参照)も行なっており女性の方には美容上も有利です。胆管にも結石を合併している場合には経口的に内視鏡的胆管結石除去を行った上で腹腔鏡下胆摘を行ったり、腹腔鏡下に胆管切開と胆摘を同時に行う方法を症例によって使い分けています。

腹腔鏡下胃手術

早期胃癌に対する腹腔鏡補助下胃切除(亜全摘・全摘)も130例以上の治療経験があります。特に併存疾患や合併症のない場合、手術後7〜10日で退院可能です。他に胃GISTなどの粘膜下腫瘍に対する胃部分切除術も行っています。

腹腔鏡下大腸手術

結腸癌・直腸癌や腸管の良性の狭窄などに対しても、慎重に適応を判断して腹腔鏡(補助下)での切除を行っています。既に200例以上の治療経験があります。特に併存疾患のない場合、手術後7〜10日での退院が可能です。

腹腔鏡下虫垂切除

急性虫垂炎に対して腹腔鏡下切除を行っています。炎症の程度のひどくないものには3mmの細径器具を用いた手術も可能で、傷跡も目立ちません。通常、術後2〜3日での退院が可能です。

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2014年3月31日 最終更新