診療内容
手術や検査を目的にご紹介いただいた患者さんは、病状が安定した段階で、また検査結果が判明し地域医療機関での保存的治療が望ましいと判断できた段階で、できる限りご紹介元での通院加療をお願いしています。
当科では、地域における当科の役割、当科の位置付けとして最も重要なこと、最も優先すべきこととして、当院・当科の設備(診療、検査、手術、入院)が必要であるとしてご紹介いただいた患者さんに、その設備を最大限に利用・活用していただき、診療効率をあげることだと考えています。また、適切な医療情報を提供していくことも重要であると考えています。
最初に受診する際には、まずは当院あるいは当科にお電話で受診手続きなどをご確認ください。紹介予約制を原則としておりますので、上記の理由をふまえてご理解をいただけると幸いです。
鼻副鼻腔手術ではほぼ全例に内視鏡(0°直視鏡、70°斜視鏡)を用い、止血と創部の保護を目的としたパッキングには専用スポンジ(PVA)と専用ガーゼを留置し「痛い、腫れる、血が出る」という悪い印象のみの鼻副鼻腔手術からの脱却を図っています。
また、内視鏡手術の「明視下」という特性を活かし、アデノイド切除術にも内視鏡(70°斜視鏡)とマイクロデブリッダーを導入することで「取り残しのない」成果をあげています。
その他、鼻涙管閉塞症例に対し内視鏡下鼻内涙嚢鼻腔吻合術を行なっています。流涙や眼脂を主症状とするこの疾患は鼻副鼻腔手術の大合併症にも数えられており、眼科と耳鼻科の境界領域の疾患として位置付けられますが、当科では内視鏡下に鼻内から涙嚢にアプローチする手技により顔面の皮膚切開をすることなく、また疼痛や出血の訴えもほとんどなく治療できています。もはや「痛い、腫れる、血が出る」手術ではありません。


