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病院紹介

循環器科

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診療内容

循環器科は、平成11年の新病棟建設と同時に内科より独立して10年になります。この間、隅田川以東の循環器救急の拠点として、虚血性心疾患を中心に、24時間体制で患者さんを受け入れてきました。一般病床726床の内、当科はわずか34床。CCUもわずか2床であり、東京CCUネットワーク加盟62施設の内でも、最も少ないCCU数です。しかし下表のように、年間、冠動脈造影1500例、冠血管形成術(PCI)は450例を超える数を施行しており、毎年東京都ベスト10に入る実績をあげています。

私たちは、CCUを含め当該病棟が満床でないかぎり、すべての、とりわけ虚血性心疾患の救急患者を受け入れる方針を20年来貫いており、かつ、医師の業績中心、データ優先の医療、医師の自己満足の医療を厳しく排し、あくまで、患者さん中心(patient-oriented)の臨床を心がけています。

当科は日本循環器学会専門医研修施設、インターヴェンション学会認定研修施設です。スタッフは部長1名、医長4名、常勤医1名、非常勤医2名、研修医2名と小所帯で、外来、検査、入院診療を同時に行っているため、煩忙度は非常に高く、平成19年度病床利用率154.8%、平均在院日数9.4日、入院総数1,213名でした。

※インターヴェンション:カテーテルを挿入して行う治療法の総称。

循環器内科 部長 久保一郎

虚血性心疾患

当科入院症例の多数を占める疾患です(下表)。毎年約100例に及ぶ急性心筋梗塞を受け入れており、当院救命救急センターとも連携し、心肺停止例、重症心源性ショック例に対しても、積極的にIABP、PCPSを併用したPCIを施行しています。薬剤溶出性ステント(DES)の登場以来、PCIの最大の問題であった再狭窄は激減しています。径橈骨インターヴェンションも次第に増加しており、PCIの40%を径橈骨で行い、一泊二日の入院とともに患者さんの肉体的負担の軽減に努めています。また、スクリーニング、非定型的症例の診断、PCI戦略決定に有用なGE社製64列MDCTが稼働しており、非侵襲的検査として積極的に利用しています。

末梢血管疾患

冠動脈以外でも、下肢閉塞性動脈硬化症(ASO)に対する下肢インターヴェンション(PPI)を、総腸骨 - 外腸骨動脈から浅大腿動脈にとどまらず、膝窩動脈以遠三分枝に対しても積極的に行っており、バルーンによる血流改善によって足指潰瘍が軽症化し指切断をまぬがれた例も次第に増えています。ASOの非観血的検査手段として、ABI以外に、より末梢の血流再疎通に非常に有用なSPP(皮膚灌流圧)測定も可能です。間歇的跛行や、下肢指潰瘍による血流障害の疑われる患者さんは、積極的に対応させていただきます。

不整脈

鈴木医長を中心に、電気生理学的検査(EPS)、カテーテル焼灼術(Catheter Ablation)を年間約80例行っています。心房粗動、上室性頻拍症WPW症候群のablationを中心に、心房頻拍、流出路心室頻拍にも行っております。ペースメーカー植え込みは、年間約60例を行っていますが、症例により心室は中隔ペーシング、心房はBachmann束ペーシングへ変更し、より生理的なペーシングに努力しています。

その他

毎年、多くの心不全症例、大動脈解離、肺塞栓、細菌性心内膜炎など、ほとんどの循環器急性疾患を加療しており、久保または、外来初診医へ直接電話していただければ、可能な限り入院対応させていただきます。実働8名にて、年365日2名輪番制で自宅on call制をしいており、夜間・休日の心筋梗塞、蘇生後緊急例にも的確迅速に登院対応しているのは当院でも当科のみです。
これからも多くの患者さんを受け入れる努力をしていく所存ですが、急性期を離脱した患者さんの逆紹介によって、積極的に地域の病院、診療所と病診連携を進めていきたいと考えています。

実績
名称 17年度 18年度 19年度
CAG 1,564 1,546 1,571
PCI 487 455 495
Rotablator 24 29 32
DCA 8 12 16
PPI 19 47 62
PMI 62 66 57
EPS 43 52 53
ABL 18 28 34

スタッフ

  1. 部長
    久保 一郎
  2. 医長
    岩間 徹
  3. 医長
    鈴木 紅
  4. 医長
    寺井 知子
  5. 医長
    廣野 喜之

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