がん医療

当院は、平成29年4月1日から国の「地域がん診療連携拠点病院」の指定を受けました。国は、全国どこでも質の高いがん医療を提供することができるよう、がん医療の中心的な役割を担い、一定の水準を満たした病院を、「地域がん診療連携拠点病院」として指定しています。

当院では、5大がんをはじめとして臓器別に専門分野を定め、手術治療・化学療法・放射線治療など集学的治療を提供するほか、がんに関するセカンドオピニオンや相談支援センターの開設、地域の医療従事者を対象とした緩和ケア研修の開催を通じて、がん診療を充実させています。また、がんに伴う患者の体と心の痛みを和らげるため、医師、がん性疼痛認定看護師ら緩和ケアチームによる質の高いケアを行っています。

施設・設備

  • 化学療法
    平成26年7月、化学療法室は新棟2階に移転しました。
  • 放射線治療
    平成26年3月、放射線治療装置(リニアック)を最新機種に更新しました。
外来化学療法室 リニアック装置
新しい化学療法室 放射線治療装置(リニアック)

キャンサーボード

キャンサーボードとは、手術療法、放射線療法及び化学療法に携わる医師その他の専門を異にするスタッフ等によるがん患者の症状や治療方針等を検討・意見交換を行うためのカンファレンスのことです。従来の診療科の枠を取り払い、内科・外科、放射線科、病理、コメディカルなど各部門の専門家が一同に集まり患者さんの治療方針を検討することにより、患者さんの状態に即した最適な治療を決定することが可能となります。

墨東病院のキャンサーボード

墨東病院は平成29年4月より「地域がん診療連携拠点病院」に指定され、がん診療にも力を入れています。墨東病院では、キャンサーボードを毎月第一、第三火曜の夕方18時より開催しています。診療が複数科にまたがる症例、治療法選択が困難な症例を検討し、結果を臨床に活かしています。キャンサーボードは院内に限定されたものではなく地域医療にも開放されていますので、院外からも自由に参加できます。また、院外からの検討希望症例も歓迎です。

肝胆膵がん切除症例検討会

肝胆膵がんは術前診断、治療方針が難しい症例が多いため、興味ある症例について、画像診断、手術所見、病理所見を通して検討し診療の質の向上に努めています。毎月第三火曜のキャンサーボードに続いて開催しています。キャンサーボード検討症例から論文として情報発信も多数行っています。

・谷圭吾、脊山泰治、他.Cetuximab+CPT-11が奏功し根治切除を行った直腸mixed adenoneuroendocrine carcinoma肝転移の一例.癌と化学療法 41(12):2145-2147; 2014
・脊山泰治、梅北信孝.高齢者ハイリスク非B非C巨大肝癌に対する手術適応 日本臨牀 73, Suppl 1: 671-675; 2015
・鹿股宏之、脊山泰治、他.十二指腸乳頭部癌術後、異時性臍転移(Sister Mary Joseph's nodule)の1切除例.胆道30(2):298-303; 2016
・他、多数の論文報告をしています。

文責:外科医長 脊山泰治

地域の医療機関との連携体制について

当院では、安全で質の高い医療を切れ目なく提供するため、東京都医療連携手帳(がん地域連携クリティカルパス)」を利用して、地域の医療機関との連携を図っています。がん患者さんが、当院で手術など専門的な治療を行った後に、地域の医療機関を受診する際、この手帳を持参することにより、当院の医師とかかりつけ医等が患者さんの治療経過、今後の診療予定などの情報を共有することができるようになり、より適切な診療が可能となります。

詳しくはこちら
東京都医療連携手帳(がん地域連携クリティカルパス)について

※福祉保健局のHPへ
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/iryo/iryo_hoken/gan_portal/chiryou/critical_path.html

がん相談について

がんの不安や悩み、療養生活や仕事のことについて、気軽に相談していただけるように相談支援センターを設置しています。

詳しくはこちら
がん相談支援センターについて

セカンドオピニオン外来について

当院では、患者さんが自らの病状や治療に十分納得し、最良の治療法を主体的に選択するために、5大がん(胃がん・大腸がん・肺がん・乳がん・肝臓がん)を中心としたがんの診断・治療について、主治医以外の医師の意見を聞くセカンドオピニオンを実施しています。

詳しくはこちら
セカンドオピニオン外来について

医療情報室

当院では、診療棟2階外来に「医療情報室(がん情報センター)」を設置し、患者さんやご家族等にご利用して頂いております。今後とも「医療情報室」の充実に努めてまいりますので、宜しくお願いいたします。

詳しくはこちら
医療情報室について

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2017年12月13日 最終更新