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麻酔科コースの概要

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麻酔科コースは、都立墨東病院にて都立病院・公社病院麻酔科の選考を行います。
採用予定数・応募期間・試験日・応募方法につきましてはこちらをクリックしてください。


麻酔科シニアレジデントの研修期間は基本的に3年間とし、厚生労働省認定の麻酔科標榜医取得(麻酔科学会に申請することで認定医取得)を研修目標とする。更に、その後の研修により麻酔科学会専門医(認定医取得2年以上経過後に受験資格を得る)、麻酔科学会指導医取得(専門医取得5年以上経過後に受験資格を得る)も可能である。東京医師アカデミーのクリニカルフェロー受験資格が得られ、合格すれば国内外留学が可能である。
 研修に入る前提として、ジュニアレジデントレベルの研修項目を習得していることが必要である。
 一年次は所属病院で研修し、二年次以降は選択コースにより各都立病院で研修することができる。
 

研修内容

1.習得すべき手技・知識

 

(1)

患者の麻酔リスクを評価でき、必要な術前検査指示が行える。


clip_image001.jpg 持ち方で分かる挿管の上手下手

(2)

患者および家族に対し麻酔の説明ができる。

(3)

外科系各科手術すべてに対し、適切な麻酔管理が行える。

(4)

緊急手術への迅速な麻酔対応ができる。

(5)

硬膜外麻酔、脊髄くも膜下麻酔を迅速に行える。

(6)

様々な気道確保の技術を身に付けている。

 

①マッキントッシュ喉頭鏡による気管挿管(経口、経鼻)ができる。

②特殊喉頭鏡(マッコイ喉頭鏡、ブラード喉頭鏡、エアウェイスコープ)の使用ができる。

③気管支ファーバースコープによる挿管(経口、経鼻)ができる。

④覚醒下気管挿管ができる。

⑤迅速導入ができる。

⑥分離肺換気ができる(二腔気管チューブの挿入、気管支ブロッカーの使用)

⑦輪状甲状間膜穿刺、切開ができる。

⑧ラリンゲルマスク(LM)の挿入ができる。

⑨挿管用LMを使用しての気管挿管ができる。

⑩盲目的経鼻気管挿管ができる。

(7)

麻酔器の構造を把握しており、機械的トラブル対応ができる。

(8)

手術室の環境(手術室の構造と清浄度、電気的安全性(漏電許容量)など)を理解し、環境トラブル対応がある程度できる。

(9)

各種モニターの機能を把握しており、機械的トラブル対応ができる。 

(10)

静脈確保、動脈カテーテル挿入が迅速に行える。  

(11)

各科に必要な特殊技術として、中心静脈カテーテル挿入、スワンガンツカテーテル挿入、経食心エコー挿入による心機能評価などができる。

(12)

ペインクリニック患者の治療を指導者のもとで行える。 

(13)

三次救急患者の初期治療が行える。 

(14)

重症患者の呼吸、循環管理が行える。 

(15)

患者急変時の迅速な対応ができる。 

(16)

ジュニアレジデントへの麻酔教育が行える。

2.後輩レジデントの教育・指導(以下の内容をジュニアレジデントに対し教育できること)

(1)

局所麻酔薬の種類、使用法を教えることができる。


clip_image012.jpg

気管支ファイバースコープによる挿管は必須手技

(2)

全身麻酔薬の種類、相違を教えることができる。

(3)

静脈麻酔薬の種類、使用法を教えることができる。

(4)

筋弛緩薬の種類、作用機序を教えることができる。

(5)

鎮痛薬の種類、作用機序を教えることができる。

(6)

循環作動薬の種類、作用機序を教えることができる。

(7)

麻酔器の構造を教えることができる。

(8)

人工呼吸器の使用法を教えることができる。

(9)

痛みのメカニズム、治療法を教えることができる。

(10)

患者急変時の対応の仕方を教えることができる。

(11)

麻酔リスクと麻酔の選択に関し教えることができる。

 

 

3.研修スケジュール

4

5

6

7

8

9

10

11

12

1

2

3

1年次

一般麻酔

2年次

一般麻酔、小児麻酔(必修)、心臓麻酔、周産期麻酔(NICUを含む)、神経麻酔、
ペインクリニック・緩和医療、麻酔科関連領域(救命救急、ERなど)

3年次

1年次は、一般麻酔を所属病院で研修する。
2
年目以降は、以下の選択コースを選ぶことができる。

(1)非選択コース:

一般麻酔を継続し、小児麻酔を研修し、標榜医を取得する。

(2)選択コース  :

一般麻酔に加え、小児麻酔(NICU研修も可)を研修し、心臓麻酔、周産期麻酔(NICU研修も可)、神経麻酔、ER・救命センター、ペインクリニック(緩和医療研修も可)の5科目のなかからいずれかを選び(複数選択や全く選択しないことも可能)、研修を行う。

 

clip_image013.jpg

頚椎外傷患者では側面XPでの後咽頭腔拡大の有無に注意が必要

所属病院(詳細は8を参照)
・東京都立病院麻酔科
 大塚病院、駒込病院、墨東病院、多摩総合医療センター、広尾病院

・東京都保健医療公社病院麻酔科
 東部地域病院、荏原病院、豊島病院

研修病院、研修施設
 小児総合医療センター、神経病院麻酔科、墨東病院救命救急センター

研修内容毎の研修先病院
 小児麻酔(NICUを含む):小児総合医療センター
 周産期麻酔(NICUを含む):大塚病院、墨東病院
 神経麻酔(特殊な脳外科領域の手術):神経病院
 心臓麻酔:多摩総合医療センター、墨東病院、広尾病院
 ペインクリニック・緩和医療:駒込病院、墨東病院、豊島病院、多摩総合医療センター
 救命救急、ER:墨東病院、多摩総合医療センター、広尾病院

 なお、研修途中や研修修了後に麻酔科非常勤職や常勤職を希望する場合には相談に応じます。
 スタッフとして、われわれとともに後進の指導にあたりましょう。    

4.研修の指導および評価
 研修指導おいて、麻酔科では麻酔科指導医が責任を持ち行う。麻酔科関連領域研修ではその部門の責任医師に指導を依頼する。最終評価は麻酔科責任者が行う。

5.採用予定数、応募締め切り、試験日
1.試験日 : 平成23年10月1日(土曜日)
2.採用人数 : 都立病院5名、公社病院3名
3.応募期間 : 平成23年8月1日(月曜日)~平成23年9月26日(月曜日)

6.応募方法
下記書類を担当まで、ご送付ください。

 

1)応募用紙

1部

 

2)医師免許()

1部(A4サイズ)

 

送付先:〒130-8575

東京都墨田区江東橋四丁目23番15号
都立墨東病院庶務課庶務係
麻酔科シニアレジデント担当 宛

 

 

>>応募用紙(シニア)PDFはこちら(PDF:128KB)

7.待遇

 

身     分:

非常勤の東京都医員(専門臨床研修医)

 

有 給 休 暇:

7(初年度)、他に夏季休暇あり

 

報     酬:

月額約50万円

 

社会保険等:

健康保険、厚生年金及び雇用保険の適応あり

 

宿     舎:

単身者のみ(各病院宿舎の空き状況による)

8.所属病院、研修病院麻酔科の特徴及び指導体制
  (*は小児麻酔を中心に研修を行う病院)

病院名:墨東病院

代表指導医師名:鈴木 健雄

 

特徴

高度専門医療から2次・3次救急医療まで、多岐にわたる症例がある。症例数が豊富で、目標症例への到達が早い。また、ペインクリニック学会専門医の指導下でペインクリニック研修(外来患者数50/)ができる。他科研修として2次救急(東京ER・墨東)、3次救急救命センター研修も行える。

麻酔件数

代表医師資格

指導医師数
(
専門医以上)

代表医師
経験年数

経験できる
症例数

4,000/

麻酔科学会指導医
ペインクリニック学会専門医

7
(3)

23

500/

 

病院名:多摩総合医療センター

代表指導医師名:肥川 義雄

 

特徴

小児を除く全科症例を経験できる。ER患者数が多いことから緊急手術が多く、全症例数の2割が緊急手術である。総合周産期医療センターを併設しており、帝王切開の麻酔も数多く経験できる。心臓手術は定時手術で週に最低2件行われ、腹部以下の動静脈手術は血管外科がこれとは別に対応しているため、経験する機会が多い。

麻酔件数

代表医師資格

代表指導医師名:肥川 義雄

 

特徴

小児を除く全科症例を経験できる。ER患者数が多いことから緊急手術が多く、全症例数の2割が緊急手術である。総合周産期医療センターを併設しており、帝王切開の麻酔も数多く経験できる。心臓手術は定時手術で週に最低2件行われ、腹部以下の動静脈手術は血管外科がこれとは別に対応しているため、経験する機会が多い。

麻酔件数

代表医師資格

指導医師数
(
専門医以上)

代表医師
経験年数

経験できる
症例数

5,500/

麻酔科学会指導医
ペインクリニック学会専門医
救急医学会専門医

16
(7)

33

500/

 

病院名:駒込病院

代表指導医師名:木村 光兵

 

特徴

がん・感染症センターとして改修・改築工事が2011年9月に終了し、がんの最新治療が行なえる病院になりました。手術室が9室から15室に増室となり、術中照射も可能な部屋が手術室内にできました。ペインクリニック外来(年間延べ7500件以上)では一般的なペインクリニックに加え、緩和ケア科と協力して、がん疼痛管理を行なっています。

麻酔件数

代表医師資格

指導医師数
(
専門医以上)

代表医師
経験年数

経験できる
症例数

3,250/

麻酔科学会指導医
ペインクリニック学会専門医

10
(6)

35

350/

 

病院名:広尾病院

代表指導医師名:渡邉 嘉彦

 

特徴

三次救急初期治療を含め、緊急症例の麻酔経験ができる。子育てをしながら常勤医師として勤務が可能な体制ができている。

麻酔件数

代表医師資格

指導医師数
(
専門医以上)

代表医師
経験年数

経験できる
症例数

2,000/

麻酔科学会指導医

5
(5)

36

300/

 

病院名:大塚病院

代表指導医師名:島田 宗明

 

特徴

麻酔指導有資格医師が多く、指導体制が充実している。緊急帝王切開の麻酔や新生児や小児麻酔も数多く経験できる。

麻酔件数

代表医師資格

指導医師数
(
専門医以上)

代表医師
経験年数

経験できる
症例数

2,331/

麻酔科学会指導医

9
(5)

30

350/

 

病院名:(財)東京都保健医療公社 豊島病院

代表指導医師名:吉岡 斉

 

特徴

手術中の麻酔管理は、BISモニターを使用し、全静脈麻酔ではTCIを使用するなどコンピューターを駆使して行っている。術後は、PCEAIV-PCAを用い疼痛管理を麻酔科で行っている。

麻酔件数

代表医師資格

指導医師数
(
専門医以上)

代表医師
経験年数

経験できる
症例数

1,900/

麻酔科学会指導医
ペインクリニック学会専門医

3
(3)

22

400/

 

病院名:(財)東京都保健医療公社 東部地域病院

代表指導医師名:伊藤 博巳

 

特徴

手術室における麻酔管理を通じ、様々な状況に対応できる全身管理の知識と技術を習得する。安全な麻酔のためには、単なる麻酔技術のみでなく柔軟な思考ときめ細かな心遣いが必要であり、そのような能力を身につけることも目標のひとつとする。

麻酔件数

代表医師資格

指導医師数
(
専門医以上)

代表医師
経験年数

経験できる
症例数

2,331/

麻酔科学会 専門医・指導医
麻酔科標榜医

5
(3)

32

350/

 

病院名:八王子小児病院*(平成22年3月より小児総合医療センターとして移転*)

代表指導医師名:宮澤 典子

 

特徴

外科、心臓外科を中心とした小規模小児病院であるが、NICUが充実していることから新生児手術が多い。日帰り手術、小児術後鎮痛の研修も可能。

麻酔件数

代表医師資格

指導医師数
(
専門医以上)

代表医師
経験年数

経験できる
症例数

600/

麻酔科学会指導医
PALS
プロバイダー

2
(2)

24

80/3ヵ月

 

墨東病院コース責任者

鈴木 健雄

目標とする専門医受験資格

  1. 麻酔科標榜医
  2. 日本麻酔学会認定医

研修期間

3年

研修概要

高度専門医療から救急医療まで、多岐にわたる症例があり、研修病院として症例の豊富さから最適の病院である。豊富な症例数ゆえに目標到達が早く、余裕を持ってペインクリニック研修、他科(救急診療など)研修、他病院(麻酔科)研修などが行える環境が整っている。

コースモデル

  1. 1年次:墨東病院麻酔科12ヶ月 一般麻酔研修
  2. 2年次:一般麻酔6ヶ月、小児麻酔3ヶ月、心臓麻酔3ヶ月
  3. 3年次:救命センター研修3ヶ月、ペインクリニック研修3ヶ月、一般麻酔6ヶ月

主要症例実績と目標症例数

主要疾患 症例数 目標症例数
予定手術麻酔 360件/12ヶ月 300例/12ヶ月
緊急手術麻酔 150件/12ヶ月 120例/12ヶ月
全身麻酔(+硬膜外麻酔) 330件/12ヶ月 300例/12ヶ月
脊椎麻酔(+硬膜外麻酔) 150件/12ヶ月 120例/12ヶ月

指導体制

診療科 科医師数 うち研修指導にあたる医師数
常勤 非常勤
麻酔科 6人 5人 3人

指導医名と保有資格

指導医名 保有資格名
鈴木 健雄 麻酔科標榜医
日本麻酔科学会 麻酔科認定医
日本麻酔科学会 麻酔科専門医
日本麻酔科学会 麻酔科指導医
日本ペインクリニック学会専門医
田川 京子 麻酔科標榜医
日本麻酔科学会 麻酔科認定医
日本麻酔科学会 麻酔科専門医
日本ペインクリニック学会専門医
高橋 英督 麻酔科標榜医
日本麻酔科学会 麻酔科認定医
日本麻酔科学会 麻酔科専門医
外科認定医